この研究は、2003年9月から2014年2月に一つの三次医療機関でMRI検査を受けた人工内耳(CIs:磁石付きのもの)の装着患者(n=18)の医療記録を後ろ向きにレビューし、MRI中の患者に見られた有害事象、安全性、MRI診断の有効性に及ぼす影響を評価した。その結果、18人のうち16人には1.5T 、2人には3.0TのMRIが用いられた;全員が脳以外のMRIスキャンを受け、12人は脳スキャンも受けていた;MRI検査を完了したのは13人で、残りの5人は、頭部にCLs固定用の包帯を巻いたにもかかわらず、MRI検査を完了できなかった(痛みや磁石の移動を感じたためで、手術で磁石を入れ替えた場合もあった);CI内蔵磁石によるMRI画像のアーチファクトが同側の脳の病変の診断に影響を与えた;大きな影響が見られた患者において、CIの性能には影響がなかった、と報告している。
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