[静磁界は細胞膜安定性に影響することで歯髄細胞におけるリポ多糖誘導性炎症を緩和する] med./bio.

Static magnetic field attenuates lipopolysaccharide-induced inflammation in pulp cells by affecting cell membrane stability

掲載誌: ScientificWorldJournal 2015: 492683

この研究は、静磁界SMF:0.4T)により、リポ多糖体(LPS誘導性の歯髄細胞(DPCs)の炎症反応が抑制されるか否かを調べた。抜歯された歯から単離したDPCsで実験した。その結果、SMFばく露を受けたDPCsでは、細胞表面マーカおよび多系統分化能への影響は観察されなかったが、細胞の生存率が15%高まり、細胞膜の堅固さが増した;LPSを添加した実験条件では、SMFばく露されたDPCsでは、無ばく露対照群に比べ、LPS誘導性の炎症反応への耐性が高くなった、と報告している。

ばく露